バルト海に面したポーランドの港湾都、【グダニスク】。
様々な国との貿易の拠点として栄えたグダニスクの建物は、ポーランドの建築様式だけではなくドイツやヨーロッパの建築様式がミックスしていて、他の都市とは違う独特な雰囲気を持ちます。
今回は、このグダニスクの、ポーランド人でも知らないような穴場スポット&ポーランド在住のわたし『あさひ』が一押しする有名な観光スポットをご紹介していきます。
ディープなグダニスクを知りたい!という方必見の内容ですよ!
ぜひ最後まで目を通してみてください。
日本ではあまり知られていない!グダニスクの穴場スポット7つ
穴場スポット1|poza szlakiem (隠れ道)
昔海運で栄えたグダニスクの守護神かつ街のシンボル、海の神ネプチューンのモニュメントが有名なグダニスク。
ルネサンス様式の民家が建ち並んでいる長い広場の「ドゥウーギ・タルグ」にある「ネプチューンの噴水の銅像」は目を引き、かなり有名な観光スポットになっています。
広場にあり撮影スポットにもなっているので、すぐに見つけらますよ。
あまり知られていないのですが、実は他にも2つ隠れネプチューンがグダニスクには存在します。
1つ目はモニュメント反対側に、そして2つ目は、小さなPiwnaストリートを登り切った先にひっそりと佇んでいます。
「隠れミッキーを探せ!」のような感じで、ネプチューンを探し出してみてはいかがでしょうか?
穴場スポット2|sekret Kopernika(コペルニクスの秘密の場所)
トルンに生まれた天文学者コペルニクスにまつわる場所です。
彼はここに住むAnna Schillingと出会い恋におち、頻繁に恋仲にある彼女を訪れていたのだとか。
非常にエレガントで個性ある通りになっていて、琥珀を売り出しているお店が多数並んでいます。
この通りだけ他の場所とは印象が違い、1本道を入っただけなのに、まるでどこかの映画の世界に来てしまったかのうような気分に。
撮影スポットとしても非常におすすめですし、琥珀を購入したい時にもぜひ訪れて欲しい場所です。
場所:Mariacka 1通り
広場から徒歩ですぐ
穴場スポット3|Rudy Kot(ロック&ロールクラブ)
グダニスクで最も古いロック&ロールのクラブステージです。
1959年からロック&ロールの演奏が行われていて、現役で使われています。
若手ミュージシャンから絶大な人気を集め、将来を夢見るミュージシャンによる演奏が連日繰り広げられていますよ。
ポーランド若者の熱気とパワーに触れたいという方はぜひ訪れてみてください。
住所:. Garncarska18/20
広場から徒歩10分圏内
穴場スポット4|legenda ŻAKA(ŻAKの伝説)
出典:https://infogdansk.pl/nowy-ratusz/
グダニスク最古の文化会館(ŻAK)です。
ここではかつて画家・音楽家などの芸術家が個展や演奏会などを開いていて、有名なポーランド芸術家を輩出してきた場所として知られています。
有名なポーランドの音楽家であるCzesław Niemen氏もその1人です。
現在はグダニスク所有の建物となっていて、オフィスとして機能しているとのことです。
住所:aleja Grunwaldzka 195/197, 80-266 Gdańsk
行き方:トラムBrama Wyżynna 01駅乗車、Wojska Polskiego 01下車後に3分徒歩
穴場スポット5|nawiedzona willa(ホーンテッドマンション)
グダニスクにある幽霊屋敷です。
建物自体は比較的新しい方で20世紀初期に建てられました。
この建物が建つ前は丘になっていて、魔女が住んでいたという言い伝えがあります。
後にフリーメイソンが本部として使用していた建物なのだとか。
最後の所有者はグダンスクのTV会社でしたが、現在は廃墟となっています。
ただ、このマンションから夜な夜な明かりが目撃されていて、グダニスクでは有名なホーンテッドマンションとしてオカルト通の方たちの間でもっぱら有名です。
場所:Sobótki通り
行き方:トラムBrama Wyżynna 01駅乗車、Miszewskiego 01下車後に徒歩6分
穴場スポット6|Forsterówka
出典:https://www.wyspa.pl/wyspa-sobieszewska/dworek-forsterowka-w-orlu
戦時中グダニスクを監督していたヒトラーのSSであるアルベルト・フォルスターがかつて住んでいました。
ポーランド侵攻後の1939年9月20日には、アドルフ・ヒトラー、ハインリヒ・ヒムラー、ラインハルト・ハイドリヒとともにポーランド占領政策の基本方針の策定をしていた人物。
この屋敷は、ヒトラーにより直々に与えられたものとのこと。
ちなみに、アルベルト・フォルスターは1945年5月27日にイギリス軍の捕虜となり、1946年8月にポーランドに引き渡された後、ポーランドの法廷から死刑判決を受けて、1952年2月28日にワルシャワの刑務所内にて絞首刑に処せられました。
現在は誰も住んでおらず、内見などはできませんが、写真を見るだけでもおどおどしい雰囲気が伝わってくるようです。
住所:Lazurowa 3, 80-680 Gdańsk
・グダニスクセンターから112 で Bogatkę – Przejazdowoを経由。
・バス186 Płonięを経由、 212 (急行)
穴場スポット7|Góra Gradowa(Gradowaの丘)
戦時中に活躍したミリタリーの掩体壕(えんたいごう)が並ぶ場所です。
中には無数の地下トンネルがあり、上記でご紹介したアルベルト・フォルスターがポーランドの人々から奪い取ってきた財宝を隠しているという噂も。
公に開かれていて、グダニスクの歴史なども知れる野外博物館・屋内博覧会も充実していて丸1日過ごすに十分なアトラクションが用意されています。
丘からはグダニスクの旧市街や造船所を見渡すことができ、絶景スポットとして密に知られている穴場スポットです。
日中も素敵ですが、夜景がずば抜けて美しいので、ぜひ時間のある方は足を運んでみてください。
住所:Gradowa, 80-001 Gdańsk
中心地から徒歩10分圏内
グダニスクに行くなら押さえておきたい有名人気スポット4つ
グダニスクの観光名所の中から、とくにお勧めしたいスポットを厳選しました!
有名人気スポット1|旧市庁舎
旧市街地の中心に位置するゴシック様式の旧市庁舎。
14世紀に建てられました。
世界遺産にも登録されている、グダニスクのシンボル的な建物です。
建物の中は博物館になっていて、グダニスクの歴史を知ることができます。
住所:Gdańsk, Poland
行き方:グダニスクの駅から徒歩15分
有名人気スポット2|マルボルク城
1997年に世界遺産に登録されました。
中心地からバスで1時間ぐらいと少し遠いですが、多くの観光客が連日訪れるグダニスクの主要な観光地です。
マルボルクのドイツ騎士団の城は、13世紀に建設され、かつては歴代のポーランド王がこの地方を訪問する際の居館として使われていました。
1930年代には、ヒトラーによりヒトラーユーゲントやドイツ女子同盟の為に活用されていたことも。
ドイツ騎士団の居城・要塞だったので、王族や貴族の華麗な城とは全く雰囲気が違って、無骨でたくましい、男らしい強さを感じる内装や印象です。
第二次世界大戦の影響で半壊し、現在も復元作業が行われています。
とても広いため、音声ガイドに従って歩くだけでも2時間以上かかってしまいます。
時間に余裕をもって訪れることをおすすめしたいです。
公式サイト:http://www.zamek.malbork.pl/
住所:Starościńska 1, 82-200 Malbork, Poland
行き方:グダニスク中央駅→マルボルク駅まで電車で40分程度
有名人気スポット3|Krzywy Domek
グダニスク周辺のソポトの街に位置する、ぐにゃりとまがった不思議な外見の建物。
外見も奇抜ですが、内側も近未来的な個性的な造りになっていて、アートギャラリーとして使われることもあります。
Krzywy Domekは、商業施設の一部なので周辺にはホテルやショッピングセンターなどもあり、ファミリーでの観光客も多いです。
公式サイト:http://krzywydomek.info/
住所:Bohaterow Monte Cassino 53, Sopot 81-717, Poland
行き方:Gdańsk Główny駅から電車に乗車し、Sopot駅で下車、徒歩6分。
有名人気スポット4|聖母マリア教会
150年もの歳月をかけて建設されたレンガ造りの教会です。
レンガ造りの教会の中でヨーロッパ最大級と言われています。
荘厳なゴシック様式の内装と美しい天井が特徴。
最上階は展望台になっていて、グダンスク市街を見渡すことができます。
公式サイト:https://bazylikamariacka.gdansk.pl/
住所: Podkramarska 5, 80-834 Gdańsk
行き方:グダニスク駅から徒歩8分
まとめ
グダニスクの観光名所&ガイドブックには載っていない、ポーランド人しか知らないグダニスクの穴場スポットをご紹介しました。
興味のそそられる場所は見つかったでしょうか?
歴史的に重要な場所もいくつかあったので、興味深いと感じてもらえたら嬉しいです!
グダニスク観光が、さらに充実したものとなりますように…。
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